先日、実家の母のお兄さん(満91才)が脳梗塞で亡くなり、親族が葬儀で集まりました。
母のお兄さんは、一昨年 最愛の奥さんに先立たれていました。
子供さんは、1人。
一人息子です。独身。
叔父さんは、国から表彰を受けた程の頑張り屋さん。
兄妹の多い時代でしたから、家族や兄妹の為に一生懸命働いて、経済的な支援をしてくれました。
定年後は、地区の方々のお役に立ちたいと、積極的に活動していました。
そんな人柄でしたから、91才の人の葬儀とは思えないくらいの人が、叔父さんを見送ってくれました。
ただ、頑張り屋の叔父さんは、一人息子さんに期待が大きかったからか厳しく。親子関係は、良くありませんでした。
端から見ていて、男同士って難しいんだなぁと。
奥さんが生きていた頃は、まだ良かったみたいです。
素直になれないまま、父親を亡くしてしまった一人息子。
現実を受け入れられず、お通夜の晩 亡くなった父親に付き添わずに帰ってしまいました。
後から聞いて、びっくり(;^_^A
本葬儀には、戻ってきましたが・・・最後のお別れの際に、父親に近づけず周りの叔母さん達が泣き、叔父さんに語りかけるのを、ただじっと手を硬く握りしめて立っていました。
そんな姿を見て、我慢出来ず、彼の背中を押し、手を取り叔父さんの側に連れて行きました。
私「○○ちゃん、叔父さんは、おばさん(奥さん)が亡くなって最後のお別れの時に、ずっと頭を撫でてあげてたんだよ。○○ちゃんも、最後なんだから 叔父さんの頭を撫でてあげて」
彼は、そーっと父親の頭を撫でてあげました。
一人息子「恵子、有り難うな」
か細い声・・・
どんだけ不器用な親子なんだ(T^T)
でも、そんな人生を体験する為に私達は、生まれてきているんだ。
いろんな人生がある。
その人だけの物語がある。
今回の人生を、悔いなく生きていきたい☆
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